愛知険道429号線 (古真立佐久間線 手彫りトンネル攻め)
(2005/04/01)


周辺地図 (迂回路案内)

愛知県豊根村古真立〜静岡県佐久間町を結ぶ険道(MAP)。

手彫りのトンネルが未だに残る、極めて険道価値が高い道。昭和30年頃に奥三河の切り立った山々を縫うようにして造られた本道は相当の難工事だったようで、立派な開通記念碑や殉職者慰霊碑が設けられている。 そんな由緒正しい険道も、現在は最峡区間が通行止めとなってしまい、各地に邪魔くさいバリケードが立並ぶ。

今回は通行不能な大入渓谷部(中央)をあきらめ、起点側(愛知県)・終点側(静岡県)の両方からアタックした。




酷道から険道へ向かう

豊田市を抜け、酷道473号で設楽町→東栄町へ。
設楽町に入る少し手前から、のどかな田舎の風景となる。

写真はR473とR420の重複区間。


戦の前に一服

よい風景だったので、河原におりて橋を眺める。

車の一時停車場所が悪かったのか、この写真を撮影した直後、後続車にクラクションを連打され、慌てて車に戻る。

途中、何度かコケそうになったことに腹が立ち、後ろからアオリ入れまくったのは内緒…


のどかだねぇ

こんな感じの道が延々20km続く。まさに快走路。

険道到着

国道473→険道74号で北上。険道429, 428の重複区間に到着。

<おまけ>
険道74号はヘアピンが多く、FR乗りにはたまらない道。
近くに立ち寄った際、チャレンジしてみてはいかが?


いきなり記念碑

古間立川林道 開設記念碑とある。

隣には、ダム建設に伴い水没した地元民家の功績を称える記念碑があった。


重複区間終了

険道428と429の重複は、熊野神社前で終了。

まだまだ快走路

センターラインはないものの、1.5車線の幅広な道が続く。

記念碑 その2

ここにも水没記念碑。
さっきのは開発公社が建てたもので、これはダム湖に沈んでしまった地元民の人々が設けたもの。

いよいよ戦闘開始!

きました!通行止めの看板。

写真は、愛知県側から最初のトンネル(大入トンネル)。


一見、普通だが…

トンネル入り口には手彫りしたような面がみられず、普通のトンネルと同じ様相を呈している。

しかし、明かりが点いていないのはいかがなものか…。


トンネル内部

それっぽいのキタ━m9(゚∀゚ )━!!!!

手彫りのゴツゴツした面をモルタルで補強したような感じ。
よ〜く見るとモルタルにヒビがはいってて、そこから水が…


トンネルを抜けると…

命からがらトンネルを抜けると、その先は断崖絶壁に設けられた細い一本道。

まずまずの酷っぷりに満足して、後ろを振り向くと…


......。

Σ(゚ロ゚ノ)ノ ヒイィィィ!!!!

もう一回崩落すれば…出口が塞がる…。


封鎖

崩落がおきない事を願いながら車を進ませると、一個目のバリケードに遭遇。 ご覧のとおりバリケードをどかしていると、自分が来た方向とは反対側からバイクの兄チャンがやってきた。

話によれば、バリケードの隙間を通って先に進んだが、金属製の柵があって進めないそうだ。

愛知県側からのアタックはここであきらめ、静岡県側に回ることにした。


静岡県側

ここにも記念碑。「大入川林道開設記念」らしい。
どうやら、険道429は「古間立川林道」と「大入川林道」の総称みたいだ。

写真左のトンネルを通過し、険道R429に突入する。


これまた、ご丁寧に

誰も通らない場所に電光掲示板…。
意味あるのかネェ ┐(´ー`)┌


ぁゃιぃ

大入渓谷の案内看板発見!
道端に捨てられボロボロな状態だ。かすれて読みづらいが、こう書いてあった。

奥三河天然記念公園
        大 入 渓 谷
奥三河の赤壁との別名もあるほど景勝地で、約
12KMの沿道は断崖絶壁で絶好の・・・・・・・
ハイキングコース
              東栄町観光協会



・・・ハッ!?

絶好の・・・・・・・ハイキングコース


この微妙な間は何だ!?Σ( ̄ロ ̄lll)

まるで、ハイキング以外に断崖絶壁をエンジョイする方法がある様な物言いだ。

こ、これ以上の深い詮索はやめておこう…。


気をとりなおして

細い道を先へと進む。所々に旋回場があり、対抗車はやり過ごせる。

先ほどのぁゃιぃ看板から2分程で、トンネルが見えてきた。


目標到達!

キタ━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・)━━━!!!!

ホントに手彫りのトンネル。ゴツゴツした岩肌が、手作りの良い風合いを醸し出している。


内部写真

トンネル内部はこんな感じ。

補強など何もないのが「今にも崩れそう」という不安を煽る。

噂に違わぬ険道っぷりだ。


トンネル出口

どうやら第二トンネルらしい。

ここまで丁寧にルビつけんでも…。


慰霊碑

この険道を開通するために殉職した方々の慰霊碑。
探索中にトンネルが崩落しないよう、お参りしておいた。


さらに奥へ

徐々に道幅が狭くなってくる。
待避所の間隔も長くなってきた。

ヘキサ

バリケード手前の最終旋回場。

今回はここでやめておいた。

 実際に通ってみた感想としては、確かに一部は崩落しているが通行止にすることもないのでは?と思える程、路面状態が良かった。
 あくまでも私的な推測だが、単に道路の管理・維持費がないだけではないかと思われる。真相はわからないが、先人が命を賭して切り拓いた道である。 一日も早く、多くの通行者が利用できる状態に戻していただきたい。