“三菱FTOという車をご存じですか?”
この質問に対する答えの大半は「知らない」、「マイナー車」といったネガティブな内容ばかり。なかには「GTOの廉価版でしょ?」とか「インテグラType-Rやシルビア、セリカにボロ負けして消えていった車種」などと、随分ヒドい事を言う人もいます。
事実、約6年間の販売期間をもってしても3万6千台しか売れなかったし、GTO・ミラージュといった他の三菱製クーペと比べてもオーナー数が圧倒的に少なく、アフターマーケット規模の小ささはクーペ界でも指折りでしょう。
しかしこのFTOという車、当時の最先端技術や斬新なアイデアを随所に盛り込んだ技術屋魂の結晶とも言うべき存在なんです。曲線を多用したスタイリッシュなデザインは他車と一線を画すものであり、ワイドボディという言葉を世間に浸透させたのはこの車でした。今では一般的となったマニュアルモード付きAT(INVECS-II)もFTOに初めて搭載され、1994年には日本カーオブザイヤーを受賞しています。
HONDAのVTEC、TOYOTAのVVT-iと類似した可変バルブ機構(MIVEC)による、官能的なまでの加速感。前後のオーバーハングを極限まで切りつめることで得られた抜群の旋回性能。車の基本である「走る、曲がる、止まる」の全てに秀でたクーペはFTOしかないでしょう。
販売終了から早10年。今では路上を走る姿をすっかり見かけなくなってしまったFTOですが、斬新的なフォルムに惹かれてオーナーになられる方が後を絶たないことは、同じFTO乗りとして嬉しい限りです。
このサイトはミニバン最盛期ともいわれる世の中の流れに逆行した、FTOオーナーさん達の親睦を深める目的で作られています。このサイトを通じてオーナーさん同士の交流の輪が少しでも大きくなってもらえればと思います。